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IELTS(アイエルツ / International English Language Testing System)は留学や海外移住に必要な英語力を評価する試験として1989年に開発された、イギリスの国際文化交流機関ブリティッシュ・カウンシル、IDP:IELTS オーストラリア、ケンブリッジ大学 ESOL が共同で運営する英語能力診断テスト。現在では135か国6,000の団体が現実に即した英語力の指標として利用し、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドのほとんどの高等教育機関で認められている。アメリカ合衆国でも3,000以上の教育機関とコースがIELTSを受け入れている。年間受験者総数は世界で140万人を超える。、日本では、ブリティッシュ・カウンシルと日本英語検定協会が共同で試験を実施している。

< リスニング(30分 / 40問)

ライティング / Task 1(約20分) >

リーディング(60分 / 40問)

General Training Moduleでは600~900ワード程度の英文が3問、Academic Moduleでは700~1,100ワード程度の英文3問が出題される。
解答は記号や単語を書き込む記述方式なので、スペルなどのケアレスミスに注意。

〔タイプ1:Diagram label completion〕
英文を読み、与えられた選択肢の中から適切なものを選んで図中の空所を補充する問題。


〔タイプ2:Table completion〕
英文を読み、表中の空所を補充する問題。選択肢は与えられない。

【傾向と対策】
解答の根拠となる箇所は同じ段落内などに比較的かたまっているので、どこの段落かを確定できれば答えが見つけられる。必ず先に設問に目を通し、何が問われているかを頭に入れておくことが大切。


〔タイプ3:Multiple choice〕
英文を読み、質問に対して与えられた4つの選択肢から適切なものを選ぶ問題。

【傾向と対策】
必ず先に質問を読み、解答を見つけるために本文を読むようにする。先入観を持つ恐れと時間の無駄を回避するため、選択肢までは読まなくてよい。設問文中の固有名詞をヒントにして英文を斜め読みすれば解答を見つけられることが多いが、細かい言い換えに注意すること。数字について問われる場合、「…未満」「…以上」「…より少ない」「…より多い」「…以来」「…以降」などの表現の差異に気をつけよう。問われる箇所は、英文本文の流れに沿っていることが多いので、上から順に流し読みしよう。


〔タイプ4:Matching headings〕
英文を読み、与えられたタイトルからそれぞれの段落に適切なものを選ぶ問題。

【傾向と対策】
その段落が何をテーマにしているかという、トピックをつかむ力が要求される。日ごろから長文を読んで要約したり、タイトルをつけるという練習が有効だ。与えられたタイトルに先に目を通しておけば、長文のおおまかな内容がつかめる。設問の性質上ワード数が多い場合が多いが、全体を読み込むのではなく、「導入」→「本論」→「結論」という論説文の基本構成、または「トピックセンテンス」→「例示」→「結論」という段落の基本構成を頭に入れ、それを手がかりに拾い読みしよう。however、in contrast、on the other hand、For example、also、as a resultなどのディスコースマーカー(談話標識)を目印にすればいっそうスムーズだ。


〔タイプ5:Matching features〕
英文を読み、文中から抽出されたアイテムに対して与えられた選択肢から適切なものを選ぶ問題。

【傾向と対策】
アイテムには先に目を通そう。選択肢は何度も使えるため消去法は使えないが、アイテムの固有名詞を手がかりに英文を読めばすぐに解答は見つかる。アイテムの順番は英文の順番におおむね沿っているので、上から順に読んでいけばよい。アイテムが文中で言い換えられている場合のみ注意が必要。


〔タイプ6:Identifying information〕
英文を読み、設問の情報がどの段落に含まれていたかを答える問題。

【傾向と対策】
設問の内容は段落の概要的なものと詳細を言い換えたものの2種類で、概要的なものについては体裁は異なるが[タイプ4]と根本的に共通の解き方ができる。各段落のトピックが何かを読み取ることが解答につながるので、段落ごとに斜め読みするのが最短ルート。ただし段落数と設問数はイコールではないうえに1つの段落に複数の設問の内容が含まれる可能性もあるため、必ず最初に設問に目を通す必要がある。トピックセンテンスを読めば解答にたどりつけるものが多いので先にそれを片づけてしまい、残った設問についてじっくり読んで選ぶのがよい。


〔タイプ7:Identifying writer’s views / claims〕
英文を読んで、設問が内容に沿うものかどうかを答える問題。

【傾向と対策】
設問の内容が英文のどこで述べられているかという点と、述べられている場合にそれが内容に沿うかどうかを判断しなければならない。感覚的には[タイプ3]に似ており、設問の細かな言い換えに注意が必要だ。先に設問に目を通し、どのような固有名詞について問われるのかチェックしておく。設問は英文の順に沿って設定されているので、上から順に読み進めればよい。


General Training Module傾向と対策
英文の内容は広告や公式文書、マニュアル、時刻表など明瞭なものが多く、内容をそのまま読み取ることが求められる。設問は英文の細部を問うものが多いため、先に目を通す必要がある。設問の内容は基本的に英文の順序に沿っているので、順番に解答すればよい。True、False、Not Givenのいずれかを記述解答するタイプでは、書かれていること、推察できること、書かれていないことという内容の区別をはっきりつかむことが大切だ。

☆General Training Moduleポイントアップのコツ☆
解答時間短縮のための英文の拾い読みには、設問にあげられる固有名詞をヒントにするとよい。言い換えられていることもあるが、前後を読めば比較的楽に内容をつかめる。


Academic Module傾向と対策
英文の内容は社会、環境、科学、政治経済など多岐にわたり、形式は論説文が多いため、論説文の基本構成を知っていれば読み解くのは簡単になる。

☆Academic Moduleポイントアップのコツ☆
斜め読みや拾い読みは、ある程度長文を読むことに慣れれば簡単だ。IELTS に限らず、長い文章を効率よく読む際には必ず必要なスキルなので、日ごろから興味のあるテーマなどで読み慣れておこう。